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病気・症状 事典


3.産科・婦人科(産婦人科)で扱う病気と症状

乳腺症(にゅうせんしょう)


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乳腺症(にゅうせんしょう)とはどんな病気なのでしょうか?

 まず、乳腺とは、乳汁を分泌する組織(小葉)と、乳汁を乳頭まで運ぶ管(乳管)で成り立っている器官のことです。乳腺症は、この乳腺に起こる様々な変化(乳がんや乳腺炎などの明らかな疾患を除く)を総括した名称で、最近では病気として扱われないことがあります。中年期の女性によくみられ、また、健康な乳房でもよくみられます。

何が原因で乳腺症になるのでしょうか?

 明確な原因は解明されていませんが、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とブロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが崩れ、エストロゲン(卵胞ホルモン)の過剰が原因のひとつと考えられています。



乳腺症はどんな症状が出てくるのですか?

 主な症状は、乳腺に腫瘤(しゅりゅう=しこり)ができ、鈍い痛みを伴います。また、乳頭から分泌物(乳汁様、透明など)が出ることもあります。
 一般的に、月経前になると症状が出るようになり、月経が始まると症状は軽くなります。



先生! 検査や治療はどのように行われるのですか。

 (1)検査は、問診後、視診と触診を行います。乳がんなどや悪性の疾患の可能性がある場合、マンモグラフィー(乳房専用レントゲン検査)や超音波検査、針生検(乳房のしこりに針を刺して組織をとる)を行うこともあります。検査による痛みはありません。
 (2)治療は、検査の結果、乳腺症と診断されれば、基本的には、特別な治療は必要なく、経過観察することになります。
痛みがひどい場合、鎮痛剤やホルモンをコントロールする薬を経口投与することがあります。
 症状と病態にあわせた専門医師による適切な治療を早めに受けて下さい。決して怖がることはありません。
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