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病気・症状 事典


3.産科・婦人科(産婦人科)で扱う病気と症状

外陰癌(がいいんがん)


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外陰癌(がいいんがん)とはどのような病気のことでしょうか?

 まず、外陰部とは、女性性器の恥丘(ちきゅう)・大陰唇(だいいんしん)・小陰唇(しょういんしん)・陰核(いんかく)・尿道口・膣前庭(ちつぜんてい)・膣口(ちつこう)の総称です。この外陰部に発生する癌を外陰癌といいます。外陰癌の多くは、扁平上皮癌で、外陰部の表面に発生し、ゆっくりと増殖します。
 婦人科関連の癌の中で占める割合が3〜4%と少なく、まれな癌です。閉経後の女性に多く見られます。

何が原因で外陰癌になるのでしょうか?

 外陰部に持続的なかゆみがある、苔癬(たいせん)などの炎症性疾患や、ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus:HPV)感染による尖形コンジロームが原因と推測されています。
また、膣癌や子宮頸癌になったことがある人も発症のリスクが高いとされています。



外陰癌はどんな症状が出てくるのですか?

 初期段階では、ほとんどの場合、自覚症状がありません。次第に、持続性のかゆみを伴う、しこりや赤色のただれが現れます。癌が進行すると、患部に熱を持った感じや、痛みがあるようになります。
外陰癌は、ほとんどの場合、ゆっくり増殖していきますが、放置すると、腟、尿道、肛門などに浸潤し、その部位のリンパ節へと転移することがあります。



先生! 検査や治療はどのように行われるのですか。

 (1)検査は、まず問診によって症状を伺います。次に、視診・触診を行い、外陰癌の疑いがある場合、病変部の一部を切り取り、組織検査を行います。検査による痛みはありません。
 (2)治療は、外陰癌と診断されると、癌の大きさや拡散状態などによって大きく5段階の臨床病期(ステージ)に分類され、この臨床病期(ステージ)に応じて治療法が決まってきます。主な治療法は、外科手術(電気メス切除法やレーザー等による外陰部の一部、又は、全体の切除、等)、放射線療法、化学療法などがあります。
 症状と病態にあわせた専門医師による適切な治療を早めに受けて下さい。決して怖がることはありません。
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