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病気・症状 事典


3.産科・婦人科(産婦人科)で扱う病気と症状

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)


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常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)とはどのような病気のことでしょうか?

 常位胎盤早期剥離は、妊娠中または分娩経過中に、正常な位置にある胎盤が、何らかの原因によって子宮壁から部分的、または完全に剥離した状態のことをいいます。
 通常胎盤は、胎児の娩出(べんしゅつ)後に自然に子宮壁から剥がれます。胎児の娩出前に、胎盤が子宮壁から剥離すると、胎児への酸素や栄養の供給が減少あるいは止まってしまうため、胎児が弱ったり、死亡に至ったりします。また、母体も出血が止まらなくなり、重篤な状態になることもあります。

何が原因で常位胎盤早期剥離になるのでしょうか?

 はっきりとした原因は分かっていません。妊娠高血圧症候群や、高血圧、喫煙なども、原因の一つと考えられていますが、どのような時期に、どのような妊婦におこるか予測不可能な病気です。



常位胎盤早期剥離はどんな症状が出てくるのですか?

 主な症状は、性器不正出血と下腹部痛です。重症になると、自分では動けないぐらいの強烈な下腹部痛があり、腹部が硬くなります。また、胎動が減少あるいは無くなってしまいます。



先生! 検査や治療はどのように行われるのですか。

 (1)検査は、まず問診によって症状を伺います。次に、超音波検査と胎児心拍モニターを行います。検査による痛みはほとんどありません。
 (2)主な治療法は、可能な限り早く胎児を娩出させます。経膣分娩が不可能な場合は、帝王切開術を行います。また、母体からの出血が止まらない場合、子宮全摘出を行うこともあります。
 症状と病態にあわせた専門医師による適切な治療を早めに受けて下さい。決して怖がることはありません。
 なお、不安や疑問のある方は、診療時間内に下記まで、お電話でお気軽にご相談下さい。

 
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