病気・症状 事典
5.メディカル用語事典
生活習慣病
1.生活習慣病とは

普段の生活習慣が、発症や病気の進行に深く関与していると考えられている疾患の総称です。ここでの生活習慣とは、運動習慣や食生活、飲酒、喫煙、ストレス、休養などです。
代表的な疾患に、高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満があります。さらに、がんや脳血管疾患、心臓病なども生活習慣に起因するケースもあるとされています。
以前は、これらは「成人病」と呼ばれ、加齢とともに発症すると考えられていました。しかし、近年、これらの病気は、生活習慣が深く関わっていることが明らかになり、厚生労働省が、「生活習慣病」と呼ぶようにしました。
2.予防

主な予防方法は、次の通りです。
・ 運動習慣−有酸素運動(全身を動かして大量の酸素を体内に取り込む)の実施
・ 食生活−食べ過ぎや偏食、外食、不規則な食事時間の改善
・ 飲酒・喫煙−適度の飲酒、禁煙
・ 薬物療法−定期的な検査を実施し、生活習慣を改善しても、治療の目標値に届かないときは、薬物療法を追加